集中講義・談話会・シンポジウムのお知らせ


2015年1月~12月 ( 以前の記録 )



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2015 年 12 月 16 日( 水 ) 16 時 15 分 〜
場所: 理学部本館 B-305
セミナー : 沼田泰英氏 (信州大学理学部)
タイトル:
Grothendieck polynomialに対するCauchy formulaの
組合せ論的証明について

アブストラクト:
LascouxとNaruseによって,Grothendieck polynomialと
dual Grothendieck polynomialの無限和に関する
等式が与えられている.
その等式の組合せ論的証明を与える全単射について解説する.

[コード: 2015121616yamada]

2015 年 12 月 15 日( 火 ) 9 時 20 分 〜 12 月 18 日 ( 金 ) 16 時 50 分
場所: 大学院自然科学研究棟2階大講義室
研究集会 : 2015年度確率論シンポジウム
関連リンク
[コード: 2015121509kawabi]

2015 年 12 月 4 日( 金 ) 16 時 〜
場所: 理学部2号館4階解析講究室C-404
セミナー : 俣野 博 教授(東京大学大学院数理科学研究科)
解析セミナー
Title: Stability of planar fronts in a bidomain Allen-Cahn equation
(バイドメインAllen-Cahn方程式の平面波の安定性)
[コード: 2015120416taniguchi]

2015 年 11 月 27 日( 金 ) 16 時 〜
場所: 理学部2号館4階解析講究室(C-404)
セミナー : 村田 実貴生先生(東京農工大学大学院工学研究院数理科学部門)
岡山解析・確率論セミナー

講演標題:反応拡散方程式とセル・オートマトン
[コード: 2015112716taniguchi]

2015 年 11 月 18 日( 水 ) 17 時 〜 18 時
場所: 理学部2号館D-301教室(数学科合同演習室)
談話会 : 白井 朋之 氏(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所)
関連リンク

数学教室談話会 兼 岡山解析・確率論セミナー 

講演題目:ランダム複体とパーシステントホモロジー

[コード: 2015111817kawabi]

2015 年 11 月 16 日( 月 ) 16 時 15 分 〜 11 月 20 日 ( 金 )
場所: 理学部1号館A-307解析セミナー室(教室変更の可能性あり)
集中講義 : 白井 朋之 氏(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所)

大学院集中講義「数理科学特別講義A」
講義題目:Integrable Probability

概要:最近「integrable probability」と呼ばれる確率論と表現論の境界分野が
注目されている.昨年韓国で開催された国際数学者会議2014 (ICM2014) の
plenary lecture では Alexei Borodin 氏が同タイトルの講演を行なっていた.
integrable probability の正確な定義がある訳ではないが,ランダムな現象に
対する表現論的 (代数的) なアプローチや, 表現論的な対象に内在する
確率論的現象の研究などを総称してそう呼んでいるようである.
本講義では,integrable probability に関連する話題を以下のキーワードから
いくつか取りあげる予定である.

キーワード:ランダム行列,行列式点過程,ヤンググラフ,Tracy-Widom 分布,
TASEP-ASEP, Schur process, Macdonald process, Gelfand-Tsetlin pattern, KPZ普遍性.

[コード: 2015111616kawabi]

2015 年 10 月 14 日( 水 ) 16 時 15 分 〜 17 時 45 分
場所: 理学部本館 B-305 代数学放談室
セミナー : 松本 詔 氏 (鹿児島大学理学部数学)
題目: ユニタリ群上の多項式の積分と置換の単調分解

レジュメ: ユニタリ群などのコンパクトLie群はHaar測度を
備えている。群上の 多項式関数の、Haar測度に関する積分を
計算する手法は、近年 Weingarten calculus と呼ばれ
研究されている。本講演ではこのWeingarten calculusについて、
対称群の表現論や組合せ論と関連する話題を中心に述べる。
[コード: 2015101416yamada]

2015 年 8 月 8 日( 土 ) 17 時 〜 18 時
場所: 理学部2号館合同演習室(D-301)
談話会 : 門田 直之 氏(大阪電気通信大学)

講演題目: 4次元トポロジーとLefschetz fibrationの地誌学
[コード: 2015080817kawabi]

2015 年 7 月 31 日( 金 ) 16 時 15 分 〜 17 時 45 分
場所: 理学部本館 B-305 代数学放談室
セミナー : 執行洋子さん (津田塾大学 大学院生)
タイトル:BKP 階層におけるプリュッカー座標

レジュメ:一般のべき級数 tau(x) をシューア関数で
展開したときの展開係数が Giambelli 型の公式を満たすことと、
この tau(x) が KP 階層の解であることとが同値であることは
佐藤理論を用いて証明されている。
この同値性を佐藤理論を介さずにKP階層の加法定理から
直接的に証明することができる。
今回はこの方法を BKP 階層に応用することで、KP 階層の場合の
Giambelli 型の公式と同等の公式を導き、さらに同様の
同値性を証明していく。
[コード: 2015073116yamada]

2015 年 6 月 25 日( 木 ) 16 時 15 分 〜 17 時 45 分
場所: 理学部本館 B−305 代数学放談室
セミナー : 松村朝雄氏 (岡山理科大学 理学部)
タイトル:シューベルト類の行列式・Pfaffian 公式

レジュメ:   
グラスマン多様体のコホモロジーのシューベルト類は
同語反復束のChern類を成分とする行列式で明示的に記述される
(Kempf-Laksovの公式)。一方、シンプレクティック等方型
グラスマン多様体のシューベルト類は同様に Pfaffian で
記述される(Pragacz,Kazarian, Ikeda, Ikeda-Matsumura)。
これらの公式は Thomas Hudson 氏と池田岳氏、成瀬弘氏との
共同研究で K 理論に拡張された([HIMN],2015)。
本講演では、[HIMN]で用いられた特異点解消と押し出し射を
使って公式を出していく手法(Kazarianの手法)を
コホモロジーにおいて説明することを一つの目標とする。
時間が許せば、その手法がK理論においても有効であること
([HIMN]の結果)と、グラスマン以外のシューベルト類に
対しても有効であること([Anderson-Fulton]の結果を含む)
を解説する。
[コード: 2015062516yamada]

2015 年 6 月 22 日( 月 ) 16 時 15 分 〜 17 時 45 分
場所: 理学部2号館合同演習室 (D-301)
談話会 : 山田 哲也 氏(日本銀行)
講演題目:

数学で投資家の行動を読む:
~Option-Implied Long Term Interest Rate Expectations
and Demand Supply Balance in JGB-Market~

当時間は、理学部数学科3年次開講「情報化社会論」の授業
ですが、講演会をかねて全てのスタッフ・学部生・大学院生
にもオープンとします。
[コード: 2015062216kawabi]

2015 年 5 月 13 日( 水 ) 16 時 〜 18 時
場所: 理学部1号館A307解析セミナー室
談話会 : 梶野 直孝 氏(神戸大学大学院理学研究科数学専攻)
関連リンク
岡山解析・確率論セミナー

講演題目:
Heat kernel analysis for Brownian motion of 2-dimensional Liouville quantum gravity

[コード: 2015051316kawabi]

2015 年 5 月 13 日( 水 ) 12 時 45 分 〜 5 月 15 日 ( 金 ) 14 時 30 分
場所: 理学部本館 B−305 代数学放談室
集中講義 : 川中宣明氏 (大阪大学名誉教授)
テーマ:ゲームと表現論

レジュメ:
佐藤幹夫のゲームとその一族を表現論的な視点から
包括的に考察します.
「数学」63巻4号(2011)に書いた論説の中の
ゲームに関係する主要結果すべてを証明付きで
解説したいと思っています。
直接、ゲームに関係しないことは
大幅にカットしますので、多分、時間内に
話せるだろうと思っています。
[コード: 2015051312yamada]

2015 年 3 月 26 日( 木 ) 16 時 〜 17 時
場所: 理学部本館 解析セミナー室 A307
セミナー : 可香谷 隆 氏(北海道大学)
関連リンク
岡山解析・確率論セミナー
タイトル:外力項つき曲率流方程式に関する進行波解の安定性について
アブストラクト:曲線の運動方程式 V=k+c の自由境界問題について議論する。ここで V は曲線の法線速度を表し k は曲率で c は
正の定数である。これまで曲線の発展方程式の研究のほとんどは閉曲線や固定境界問題についてであった。曲線が動く端点をもち,そ
れが時間変化する自由境界問題については未解明な問題が多い。
講演前半では曲率流全般の古典的な結果やその自由境界問題の既知の結果を紹介する。後半からは,端点がx軸上を動きその端点で一
定の接触角を持つ自由境界問題を扱う。この問題の解の挙動は以下の3つのパターンの分類されることが知られている
(Guo-Matano-Wu-Shimojo)。
(A) 曲率の影響が大きい場合,有限時間で曲線が一点に縮み,曲率が爆発する.
(B) 解曲線が長さと面積を上下から有界に保ち続ける.
(C) 外力項が曲率の影響を打ち消していき,解が無限に広がっていく.
既に(A)と(C)の場合の解の漸近挙動はスケーリングの議論で調べられた。また(B)の場合,時間を無限大にすると解が進行波に一様
収束することは証明されている。ところがその収束スピードは(自由境界が存在するため)スペクトル解析を行われていなかった。
講演者はこの問題を解決したので,その結果を紹介する。
[コード: 2015032616oshita]

2015 年 2 月 17 日( 火 ) 11 時 10 分 〜 17 時 10 分
場所: 理学部2号館 D-401 代数講究室
セミナー : 第6回岡山可換代数表現セミナー (OSCAR 6)
関連リンク
プログラム:

11:10-12:40 高木俊輔 (東京大学)
            深さとコホモロジー次元

13:50-15:20 三内顕義 (東京大学)
            Ordinary abelian varietyの特徴付けについて

15:40-17:10 山田紀美子(岡山理科大学)
            Singularities and Kodaira dimensions of moduli of stable sheaves on some elliptic surfaces

[コード: 2015021711hashimoto]